感動

あまり感動とかしない子供だった。
映画とか見てもそんなに泣くことはなかった。
そんな渇いた自分が大嫌いだった。

だから、感動するように、何かを感じるように努力することにした。
最初は画面のなかのことに感情移入することをわざとやった。
次はうそ泣きだけど、涙を流してみた。


今思うと、かなり馬鹿。
そんなことしたって本当の感動じゃないのに。
でも、そういう気持ちはこういうのなんだって勝手に理論的に理解してしまったような気がする。
だから、逆に、そういう気持ちになってくると、はっ!冷静になっている自分がいる。
あ〜つまんないや。


自分を否定することばかりしていたが、
自分が否定されることにはすごく敏感だった。
結局は自己中なんだけど。
今、は・・・・・